クワトロ・バジーナは弱い?名前の由来から名言や演説まとめ!

クワトロ・バジーナとは

Zガンダムに登場するクワトロ・バジーナは、「機動戦士ガンダム」でジオン公国軍所属の軍人シャア・アズナブルと同一人物であり、この名前は偽名で名乗っています。

シャアは宇宙世紀の0084年9月、モビルスーツの新素材である「ガンダリウムγ」を持って地球圏に向かい、「クワトロ・バジーナ」の偽名で戸籍と連邦軍の籍を得て、地球連邦軍の准将であったブレックス・フォーラと共に反地球連邦政府組織「エゥーゴ」を結成します。

クワトロはこれまでのしがらみから逃れるために、最新艦アーガマのモビルスーツ隊隊長になっています。冒頭でクワトロと共に登場するアポリーとロベルトは、彼の一年戦争時代からの部下でした。

クワトロがシャアということは周囲に薄々気付かれていたようで、カミーユ・レコアなどは彼が自分の名前を明らかにしないことを不満を抱いていました。

本人の意思とは逆に周りはシャアのカリスマ性に期待していて、カツ・コバヤシなどから表舞台に立つことを説得されるシーンもありましたが、本人はかたくなにこれを固辞していました。

しかし、ダカールでブレックス・フォーラが暗殺され、死の直前のブレックスにシャア・アズナブルとしてエゥーゴを任されたことでついにエゥーゴの代表になり、ダカールの議会を占拠して演説、自分の正体を明かしてティターンズの実体を世界に暴露しました。

この後、エゥーゴはティターンズとアクシズとの三つ巴戦を開始することになります。戦いの終盤、百式に搭乗したクワトロはキュべレイに乗るハマーンとの戦いの最中に行方不明となっています。

その後は地下へと潜伏し、ダカールでジュドーの妹リィナを助け妹のアルテイシアに、スベロア・ジンネマン(ジオン軍所属の歴戦の大尉)にミネバ・ラオ・ザビを預けるなどの行動をとっていたようです。

ZZガンダムの最後においてハマーンのネオ・ジオン軍は壊滅。そのネオジオン軍を再興したシャアはネオ・ジオン軍の総帥として地球連邦軍に宣戦布告します。これがクワトロ/シャアの「Zガンダム」から「逆襲のシャア」までの流れです。

使用MS一覧

RMS-099 リック・ディアス

RX-178 ガンダムMk-II

MSN-00100 百式

 

クワトロ・バジーナの名セリフや名シーン

「これが若さか…」

「シャア・アズナブルという人のことを知っているかね?」

「戦士は、生きている限り戦わなければならんのだ 」

「サボテンが、花をつけている…」

「地球の重力を振り切った時、人は新たなセンスを身に付けた。それがニュータイプへの開花へとつながった。そういう意味では、確かに宇宙に希望はあったのだ」

「まだだ!まだ終わらんよ!」

クワトロの性格

クワトロ・バジーナの性格は、エゥーゴの仲間や敵対する人物のセリフから考察することができるでしょう。

シャア時代と同じように、自らが信じた「ニュータイプによる人の革新」の理想を追う純粋な人ですが、レコアからは「自分中心に世界が動いている」と批判され、シロッコからは「ニュータイプのなり損ない」と見下されています。

シャア時代から部下たちからは信頼されており、Zガンダムでは主人公のカミーユと強い信頼関係を築き上げ、ニュータイプとしての成長を望んでいましたが、そのカミーユもシロッコとの戦いで精神崩壊してしまい、これが後のネオ・ジオン再興の一因にもなっています。

共にエゥーゴを結成した地球連邦軍のブレックス・フォーラ准将を指導者として尊敬していて、ダカールでブレックスが暗殺されたときは涙を流して悲しんでいました。

エゥーゴ関係者のブライトやアムロたちとは腹を割った話をしており、初代ガンダムからのファンだった人はあのアムロとシャアが仲良く会話しているというシーンに喜んだのではないでしょうか?

クワトロは弱い?

ネットでは、Zガンダムに登場するクワトロ・バジーナは作中でシロッコに「ニュータイプのなり損ない」と言われていることもあり、弱いとよく言われています。

シャアとしても、モビルスーツのパイロット能力は天才でも、ニュータイプ能力は並以下ともいろいろなところで評されています。ただ、初代ガンダムではアムロのライバルとして目立っていた彼も、Zガンダムで主人公カミーユの味方になったことで「前作より弱く見えてしまう」ということもあるでしょう。

ライバル格だったキャラクターが主人公の味方になることで、存在的にランクが下がってしまうということはほかのアニメや漫画などでもよく見られるパターンです。

メガバズーカを外しまくる、ヤザンたちのハンブラビの「海ヘビ」攻撃によって大気圏へ落とされたりするということがネットで話題にされていますが、これは多少「ネタ」として話されているということもあるでしょう。

実際には機体能力が劣る百式に乗って、シロッコのジ・Oやハマーンのキュべレイと2対1で戦ったりしているので、実際にそこまで弱いわけではないのですが、初代ガンダムのイメージが強すぎたため、弱く見えてしまうということかもしれません。

クワトロの名前や服装についての豆知識

クワトロ・バジーナというのはあの「赤い彗星」シャア・アズナブルの偽名ですが、この名前には由来があります。

「クワトロ」というのはイタリア語で「4」という意味があり、「キャスバル」「エドワゥ」「シャア」の後の4番目の名前というであることを示しているとされています。

また、Zガンダムのクワトロといえば、その軍服もかなり独特なものがあります。ネットでは「笑ってしまう」「変」という意見もみられます。自分の正体を隠していたエゥーゴでは、連邦軍制服を赤/立て襟/ノースリーブに変更した物を着用しています。

ノーマルスーツもピンク色でした。

このノースリーブですが、キャラクターデザインではクワトロはノースリーブでもアンダースーツは着用していると匂わせていた安彦良和氏が、作画の色指定でそのままのノースリーブであったことに驚いたと語っています。

クワトロ・バジーナのサングラス

クワトロといえば、上記の服装以外にも「サングラス」をかけているのが特徴です。

近頃は「コスプレ」でいろいろなアニメのキャラクターになりきる人たちがいますが、そんなコスプレーヤーに朗報なサングラスが販売されています。なんと、クワトロがかけていたあのサングラスが販売されているようです。

クワトロがかけていたサングラスといえば直線的で角ばった感じのフォルムをしていましたが、あのデザインが再現されています。

これは「劇場版Zガンダム」の公開を記念してアニメ雑誌「アニメージュ」が通販で販売していたもので、価格はなんと税込みで2万9000円だったそうです。

デザインはガンダムのデザイナーとして有名な出渕裕氏が、監修は富野由悠季氏がしていて、サイドには「キャスバル・レム・ダイクン」の頭文字である「C・D」というロゴマークが刻印されています。

このサングラス、現在では購入が難しくなっているようですが、リサイクルショップなどで探せば購入することもできるかもしれません。

また、ガンダムのコンセプトショップ「STRICT-G」とメガネメーカーのSWANSのコラボでクワトロをイメージしたサングラスなども、「STRICT-G」の店舗で限定発売しているようです。

クワトロ・バジーナの演説

歴代のガンダムといえば「演説シーン」があることが特徴ですが、「Zガンダム」においてもクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルがダカールの議会で演説をしています。

クワトロの演説があるのは第37話「ダカールの日」で、地球連邦政府の首都があるダカールの地に降下した秘密結社「カラバ」とエゥーゴのクワトロたちは、ダカールの議会を占拠して地球の人たちに向けて連邦のティターンズの実体を暴露する演説を開始します。

~演説の引用文~

現在、ティターンズが、地球連邦軍を我が物にしている事実は、ザビ家のやり方より悪質であると気付く。

人が宇宙に出たのは、地球が、人間の重みで沈むのを避けるためだった。そして、宇宙に出た人類が、その生活圏を拡大したことによって、人類そのものの力を身に着けたと誤解をして、ザビ家のような勢力をのさばらせてしまった歴史を持つ。それは不幸だ。もうその歴史を繰り返してはならない。

宇宙に出ることによって、人間はその能力を広げる事ができるとなぜ信じられないのか。

我々は地球を人の手で汚すなと言っている。ティターンズは、地球に魂を引かれた人々の集まりで、地球を食い潰そうとしているのだ。

 

演説でクワトロ/シャアは、このまま地球に住む人間が地球を汚すのはよくないので、地球に住む人類をすべて宇宙に引き上げたいという思想を表現しています。

この演説の内容について、ネットなどでは「偽善」「アブナイ思想」などとも言われています。

この演説も、シャア/クワトロの性格を表していると思うのですが、みなさんはどう感じるでしょうか?

ちなみにこの演説、最近リメイクされた劇場版ではバッサリとカットされています。