「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」との出会い
1988年3月、映画「機動戦士ガンダム、逆襲のシャア」は公開されました。
時は、バブル期で私は大学生の頃でした。公開の話題は知っていたのですが、全く興味がなく、バブルに浮かれてました。数年後就職したある年末に暇なので、レンタルビデオ屋さんに足を運び棚に並んでいたのが「逆襲のシャア」でした。
ナナイ・ミゲル年齢
あくまでも推定なのですが、22歳だそうです。(ん~もう少し上でもいいのでは?)
22歳にして、あの美貌と知性はないだろう⁉︎とは思うのですけど、みなさんはどう思いますか?
制作段階で「シャアが抱きついても恥ずかしくない女」と言う想定だそうですが、これは実に難しいと思うのですが、映画の中ではよくできていたと思います。
個人的な見解ですが、「シャア」の内面的な要素からすると、ナナイ・ミゲルはタイプではないように思われます。ネットで調べてみると「シャアの精神分析」みたいなモノがありますが、
シャアはマザコンにシスコン(姉妹コンプレックス)だとか、書かれてたりします。
確かに、ララァに母親像を求めたり、セイラさんにも特別な思いがあったのではないでしょうか?
それを見ると、ナナイは母親像でもなく姉妹でもないようですね。言うならば、ナナイは大人の女であり、恋人的要素がたっぷりですね。面向きには、シャアはナナイと恋人関係を演じていたが、彼の内面は別のところにあったのではないでしょうか?
もし、対等な恋人関係なら、ナナイはクェス.パラヤにヤキモチを焼くような事はないのではないでしょうか?
年齢的に見てみましょう。シャア推定32歳、ナナイが22歳、クェスが13歳、この三角関係はありえないだろう!クェスは中2病真っ只中、ナナイは大学卒業したてって感じですか?
話はそれてしまうのですが、映画の中で、クェスは「シャアに父親を求めていた」と言うシーンがありますが、32歳の男に(シャアとはいえ)父親を求めてはいけないでしょう。女子大生が中2を相手にしちゃいけないだろうと言いたいのですが、ここには他の要因があります。それはニュータイプと言う事なんでしょうか?
ナナイ・ミゲル ニュータイプ研究所
22歳にして上手くシャアに取り入った訳ですが、いくつもの研究所の総称である。
古くはフラナガン機関でララァ・スンやハマーン・カーンなどが被験者だったようです。オーガスタ研究所(Zガンダム時代)ではロザミア・バダムなどが被験者です。
そして、フラナガン機関の流れを受け継ぐ「ネオ・ジオンのニュータイプ研究所」です。
エルピープル、マシュマーセロ、キャラ・スーンを排出してきたニュータイプ界の名門でしょうか?
細かい記述がないのが残念ですが、ここの責任者として、ギュネイ・ガスを教育強化したんですね。
ナナイ・ミゲルの声優は?
ナナイ・ミゲルの声優さんは、榊原良子さんです。ナナイの声は知的で冷静な雰囲気がありますね。
ちょっと待てよ!榊原良子は「機動戦士Zガンダム」と「機動戦士ZZガンダム」に出てきたハマーン・カーンの声優さんであります。言うならば、ナナイとハマーンは知的で冷静なキャラクターである。その声が榊原良子さんだったのですね。
榊原良子はアニメ系の声優さんでは有名と言うべきか、いろんなキャラクターの声をやっているんですね。
スペースコブラ、これ覚えてますか?コブラの相棒、アーマロイド・レディです。コブラ好きでしたね。「うる星やつらオンリーユー」「風の谷のナウシカ」などの作品ですね。
ナナイ・ミゲルの名言
それではここで、ナナイ・ミゲルの名言を取り上げてみたいと思います。
「あんな小娘に気を取られて。」
シャアがクェスの事に気をかけているところに嫉妬した台詞ですね。先にも述べましたが、22歳が13歳に嫉妬した事ですからね。
「大佐(シャア)の命が吸われていきます」
地球に落下して行くアクシズにいるシャアを感じての発言ですね。
「大佐、もうお止めしませんが、アムロを倒したら?」
一見、わかっているような事をナナイさん言ってますが、あの2人の事はそう簡単ではないと思います。
ナナイミゲルのその後
諸説色々ありますが、シャアとアムロがアクシズと共に地球から遠のいて行くところが映画のエンディングですが、ナナイさんはこの時点では存命ですよね。
劇場版ですと「レウルーラを追えばいい」と連邦軍の台詞が入ります。
小説だとレウルーラがスイートウォーターに帰還しようとしています。
この様な事からナナイミ・ミゲルさんは存命であったと考えられますね。
「ガンダムMSグラフィカ」では宇宙世紀0095年にナナイの母親と思われる女性が遺品を引き取りに来るシーンがあります。
戦争犯罪行為かどうかは別にして、主犯のシャアは行方不明、そうなるとナナイさんはA級戦犯なのでしょうか?全責任を1人で背負い込んだとは思えないのですが、みなさんいかがでしょうか?
連邦軍としてもやはり見せしめは必要と考えれば「死刑」はあるのだろうか?その辺を描いてくれたらまた面白いと思います。
まとめ
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で出てくる。ナナイ・ミゲルさんですが、この話がメインで出てくるので、前後関係が不明な点がありますね。
しかし、22歳の若さでニュータイプ研究所所長と戦術士官の席をゲットしたのだから、勿論、野心家である事は間違いないのでないでしょうか!
ちなみに実際の軍隊では「戦術士官」とはあまり言わないようですね。しかも大尉のランクでは低いのではないでしようか?
何かの研究所の長なら「上級佐官」か「将官」だと思います。まぁシャアが大佐ですからね。
クェスが現れた時の嫉妬は女の情念の様なモノを感じますね。最後は亡くなられてる記述がある様ですが、ある意味残念です。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。